内山集落 【廃村】山形県上山市狸森
内山集落
上山市にある内山集落です。
最初仁田沢集落を目指して鷹取山に向かったのですが、どこから入るのかわからなくて地図を見てだいたいこの細道かな?と目星つけて行ったら内山だったんです。
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入り口が凄くわかりづらいです(;´Д`)
この辺は道路が民家入り口と似たような狭さで、2回間違えました(;・∀・)
斜めに登る道路です。
で、途中までは舗装路なんですが、途中から未舗装路に。
そしてだんだん道が荒れてきます(;´Д`)
乗用車でも行ける程度ではあるんですが、こんなとこに集落なんてあるのかよ!?という林道です。
おおよそ人が住む雰囲気じゃないんですが、車が通ってる跡と工事の手が入った形跡があるので、それじゃなかったらとてもじゃないが進む気にならない不安な道です。
そして1.5km登ります。
普通なら1.5kmなんて隣町に行ってしまうような距離。そこで突然、赤い結構新しめの仮橋がありました。
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この地点です。
ここで、さすがに車では無理だな・・・どうしたものか・・・
と、とりあえず車降りたら、微かに赤い屋根が見える(゚д゚)!
まさか・・・ここなのか!?と徒歩で喜び勇んで行きました。
おぉ・・・山小屋じゃない、民家だ(゚д゚)!
そしてさらに進むと朽ち果てたプレハブが。
ゴミだらけです。
そしてついに集落入口っぽい感じに
太い丸太で遮られた通路。
奥には朽ち果てた屋根が無数に見えます。
潰れた屋根の下にあるのは元住民の物かもしれませんが、テレビやら冷蔵庫やらバイクやら、無数にあるゴミは恐らく不法投棄なのでしょう。
廃村の倒壊した家屋に紛れての不法投棄・・・
全く許しがたい事ですが、それもかなり年数が経ちすぎてゴミもレア化してるのがなんとも複雑です(;´∀`)
プラレール。子供がいたって事です。
こんなハンパない隔離されたような山奥に・・・。
タイヤも大変多いですが、スパイクタイヤという所に時代を感じます。
とにかく木造の建物はかなり倒壊しまくってます。
紛れもなく集落跡。
家が1~2件なら変わった人って感じですが、こんなに家があるまともな集落とは・・・。
麓から離れすぎてるのに現れるこの光景に唖然とします。
この民家の中が凄かったです
1976年、昭和51年の雑誌です。自分の生まれ年と同じとは恐れ入ります・・・。
オートバイ、ちょっと開いたらZ1が普通に載ってました(;´∀`)
いまじゃZ1なんて旧車中の旧車、名車ですが、新車として載ってます(゚д゚)!
状態が湿ってて壊れそうなんで、あまり開かなかったんですが、もっとじっくり読めば良かったかも?
りぼんも昭和51年の物です。
60年以上歴史ある少女漫画雑誌。
駐車禁止ってありますし、軽トラも草ヒロ化してたんですが、ここまで車が入れそうな道幅じゃないんですよね。
昔は道が整備されてて、長い年月で崩れたんでしょうか??
立派な土蔵がありましたが、扉は堅くて開きません。
上の民家も入れないようになってます。
覗くとボンボン時計が見えてちょっと気になる・・。
昭和57年発売のVANVAN50。
立派な旧車になっちゃいましたね。
小川の向こう側にある民家。
橋が無いのでどうやって行くのかわかりません・・・。
ランドセル、昭和62年の文集・・・。
やはりこういう物のほうが切なさを感じます。
山元小学校内山冬季分校があったそうです。
冬季分校というちゃんとした形ってよりは、冬は下山できないから集落の大人が勉強教えるって感じでしょうね。
昭和29年開校、昭和48年閉校らしいです。
ダイヤルの電話も昭和です。
バイクはカブ50。
懐かしの瓶コーラ。
よく見ると仙台のコカ・コーラ製。山形でもそうなんですね。
宮城野区と入っていないので、区政が始まる前の物ですね。
いやー、マジもんの廃村、堪能しました(*´ω`*)
見ごたえたっぷりでした。
ずっと熊に警戒してたんですが・・・帰りに人が現れたんで超ビックリしましたわい(;´Д`)
まさかこんな廃村に人が来るとは・・・。
こんにちはーと挨拶すると返ってきたんで、怒られもせず普通の人なんでなんか安心しました(;´∀`)
向こうは私の車を見て人がいるのわかってたからビックリしなかったんでしょうが、こっちはマジビックリでしたよ。
多分かつての住人でしょうか?ずんずん奥へと慣れた様子で進んでいき、しばらくすると帰っていきましたんで。
つーか・・・内山集落、Googleマップに写真載ってるんですね(;・∀・)
とにかく山形の廃村、廃校は凄いです。
買い物とか大変だったろうに・・・。雪降ったら出れないのを考えると、唖然とする山奥です。