ピラーの言いたい事言うぜ ~宮城の林道、廃校、へき地、廃墟巡り~

宮城を中心とした林道とか廃校とかへき地とか駅とか廃墟とか巡るブログ

化女沼レジャーランド 【廃墟マニアの聖地】

化女沼レジャーランド

廃墟マニアの聖地して全国的に名高い、
遊具等がバッチリ残っている雰囲気満点のレジャーランドです。

あまりにもベタな聖地なので、今まで行くのを避けていましたが、
ついに行ってきました(・∀・)

昭和54年開業、平成13年閉鎖。
最盛期には年間20万人訪れたとか(゚д゚)!

元運営者は再び化女沼を一大観光地に、という野望を持っているので、
夢を継ぐ物が現れるまで売却をせず、
施設も清掃したりセコム警備したりしています。

通常中古でも遊具は高く売れるので、売却も撤去もせずに朽ちる、というのが稀です。そのためここはとても美しい廃墟(?)となっています。

イメージ 1
なんと威風堂々たる姿よ

道路側から撮影するとここまでです。
化女沼レジャーランドは私有地です。撮影には許可がいります。
決して無許可では立ち入らないようにゴニョゴニョ・・・

夏ということもあり、写真の通り草が全面に生えてて、入口?も狭く下っているので
入るのがためらわれますが、入ってみると結構想像以上に歩きやすいです。
と言うのもアスファルトで舗装された道路がまだまだ生きているので、
驚くほど奥まで普通に歩けます。ただ怖いだけ(;´Д`)

イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
やたら天気いいですね(´∀`)
手前にはこのような遊具があります。
イメージ 5
なんと雄々しい
イメージ 6
素晴らしい朽ち方です
イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10
もう完璧だよ(*´Д`)ハァハァ
イメージ 11
イメージ 12

とまぁ、ネットでここの紹介をしているのって、
大概ここまでの写真しかありませんので、
ここで終わりかと思ったらとんでもなかったです。

ここは総合テーマパークですので、色んな施設があり、
かなり広大な奥行ある土地です。
私なんだかんだで、見回って時計見たら一時間かかってました(;´∀`)

よく検索したら社長同行でめちゃくちゃ詳しいサイトありましたが、
そこの写真ではずいぶんと手入れされている様子でしたが、
なんかそういう感じは無かったです。
もう手もかけなくなってしまったんですかね・・・(´・ω・`)

イメージ 13
勇気を持ってさらに奥に進んで行くと、こんなんありました。

つーかね、事前に情報あったのは遊具のとこだけだったんで、ここからは未知の世界だったんでおっかなびっくり進んでましたよ(;´Д`)
イメージ 14
化女沼お姫館。
ここの施設で何度も姫って文字が出てくるんですが、それは下記の伝説があるからです。

むかし、化女沼のほとりに長者が住んでいました。
長者にはひとりのきれいな姫がおりました。
姫は朝に夕に美しい姿で沼の岸に来ていました。
いつからかその姫の美しさに見とれて、
たくさんのへびが水面に集まるようになっていました。
ある秋の夕暮れ、美しい若者が長者の家に泊まりました。
姫は若者からいろいろな旅の話を聞き、大変楽しいときを過ごしました。
やがて若者が旅立っていくと、長者の家はさびしくなり、
姫も別れをたいそう悲しみました。
姫は悲しみのあまり沼のほとりでぼんやりしていると、
急に身体の調子が悪くなり寝込んでしまいました。
さいわいに、しばらくしてからだは直りましたが、
姫はなんとへびの形をした赤子を産んでしまったのです。
長者の家では大騒ぎとなりましたが、子供は家を出て沼の中へ消えてしまいました。
それからというもの、毎晩のように沼の中から子供の泣き声が聞こえるようになりました。
姫は悲しみのあまり、とうとう沼へ身を投げて死んでしまいました。
毎年七月の節句には、はたを織る音が聞こえるということです。
化女沼にまつわる伝説はたくさんあり、長者の娘が沼の水を鏡にして化粧をしたので、
化粧沼というのだとも語り継がれています。


この伝説がここの売りでもあるんですが、この伝説が化女沼という、いかにもなんかありそうな地名が歪んだ形で捉えられ、さらにテレビ番組で、
心霊スポットと紹介され、写りすぎる廃墟なんて紹介されたもんだから・・・(;´Д`)
アホ言うなと(´・ω・`)
イメージ 15
これを渡るのは躊躇われましたが、端を通れば渡れました。

扉の隙間を覗いて、なんか不気味なの見えたんですが、
そこでアブが寄ってきたのでとりあえず退散しました。

イメージ 16
建物見た後でこのゲート発見したんですが、ルート逆だったんでしょうか?

つーか、まず一人で結構奥まで入ってたんで、ビクビクでした(;´Д`)
いちいちね、虫の羽音に敏感になります。
突然セミが飛び出したりしてかなりビビリます(;´∀`)

まず一人なんで、熊やスズメバチ等にめっちゃ気を配ってました。
イメージ 17
これ野外ステージです。
かつてはコンサートもやってたようです。
イメージ 18
これ地形がもうすり鉢状なんで、ステージが見やすい形状になってるんですね。
イメージ 19
イメージ 20
ゲートボールでこれだけちゃんとした施設があったとは
イメージ 21
さぁ来ましたよ、化女沼パークホテルです。
ほんと情報0で来てるんで、いちいち驚きですよ(*´Д`)
イメージ 22
セコムされます
イメージ 23
イメージ 24
なんだかんだで、建物って一番不気味だと思う

つーかさ・・・このホテルの場所で、人の声が近づいてきたんですよ。
まぁここは聖地ですから、他の人も来るんでしょうよ。

現れたのは・・・チャリ漕いで来た若者(゚д゚)!
なんか独り言言ってて、日本人なのか、中韓系なのか?って感じの人で、結構怖かったです( ;∀;)

まさか徒歩じゃなくチャリで・・・とは思いましたが、後々思ったのが、自分もセローで廻れば良かったかな?と。
ここ徒歩で廻って一時間巡っていたんで、バイクなら速いし、そもそも徒歩よりバイクが一緒ならなんかあったら逃げれるんでだいぶ安心でしたから。

ほんとに入ってしまえば結構ちゃんとした道路が生きているんで、
チャリでも全然余裕です。

ちなみに一時間の滞在で4人と遭遇してるんで、
廃墟にしてはやはり人気ですよ。
ガードレール外から撮影してる人もいるので、結構訪れる人はいます。
イメージ 25
とりあえず行き止まりだったので、ここで引き換えします。

そして、お姫館まで戻り、どうしても気になったので、覗いて中は見えていて不気味だ、ヤバイ!と思ってたんですが、意を決して開けてみることに。
イメージ 26照夜姫がおられました。

戸が閉まってる状態で覗いたら不気味だったんですが、戸を開けてみたら驚くほど綺麗に整った室内で、拍子抜けしました。
とても美しい部屋なので、怖さなんて感じず、逆にこの部屋が人目に触れずに時を経ているのがとても勿体なく感じました。


お姫館からさらに戻り、遊具の場所まで来たら、さらに逆側の探検です。
イメージ 27
れはなんでしょう・・・多分流しそうめんをやってたようなので、
そのテーブルと思われます。
イメージ 28

イメージ 29
ゴルフ練習場。
私は発見できませんでしたが、打つ場所もちゃんとあったようですし、
練習場どころかコースもあったようですよ。
イメージ 31
アイスの自販機
イメージ 32

イメージ 33
どうしてもトイレって不気味に見えるよね(;´Д`)

イメージ 30
こんなに広い駐車場が。
て事はここまで車で来れるはずなんですが、
そのルートがよくわかりませんでした。後にわかったんですが、私は発見できませんでしたが正規のレジャーランド入口があって、
飛行機の遊具があるようなんで、入口からして間違っていたようですね。
私が入ったのは道路のガードレールの切れ目からだったんで。

ラムサール条約指定の湿地で、渡り鳥の飛来地です。

とてもとても見応えのある廃墟でした。
私有地なんで積極的にオススメはできないんですが、
見ればここが聖地と言われる理由がわかります。必見です(笑)

実は長者原SAのすぐ近くなんで立地も良いし、復活の可能性も無くもないかもしれません。
なにせ施設の閉鎖後に温泉を掘り当てていて、鳴子や秋保レベルで、
完全に自慢できる泉質なんだとか。

ただ、元社長は今年86歳と高齢の方ですが、レジャーランドそのものの復活を強く望んでおり、温泉だけの売却も断ったそうです。

勿体ないから復活すればいいなと思う反面、そうなったらこの廃墟もなくなってしまうので、なんとも言い難い所ですね(;´∀`)

↓マップ